バンコク到着、アジア旅は一区切り

バンコクに入ってからの自転車走行は神経戦だった。
そこかしこから飛び出してくる車やバイクに気を配り、
尚且つガンガン攻めていかないと慢性的な渋滞のせいで進まない。
ただ、そのおかげか神経が研ぎ澄まされ、
自転車が自分の体のように感じられる面白いライディングだった。
自転車のりとして、こういう状態のサイクリングは最高に気分がいい。

バンコク中心部に入ってゆく大きな橋を渡ると、
広々とした芝生エリアと、
その先に金色の塔が何本もそびえる立派な建物が見えた。
MAPでみるとグランドパレスという王宮らしい。
青空のもと、目の前にはゆるりとした雰囲気の中に
タイらしい景色が広がっている。
ここかな、とふと思った。
きっと、ここがアジア旅のゴール地点だ。
意識して、少し大きな声を出してみた。
「これでゴール、だね」と。

※※※※

何に感謝したらいいかわからないけれど
ひとまず無事に東南アジア・サイクリングは
終わりを迎えました。

25日間、2700キロ。

あー、本当に、楽しかった!
言葉にすると陳腐だけど、「楽しかった」、
この言葉にたくさんの思い出を込めてタイピングしてます
でもちょっと寂しいかな。

ではまた更新します。

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面白いぞ、タイ南部②

タイの物価はマレーシアに比べて、またほんの少し安くなった。
食事は一番安い屋台のチキン&ライスが40バーツ(120円)くらい、
そして何より宿が安くて、例の中華系安宿なら250バーツ(750円)~で
テレビ・ファン付のシングルルームが取れる。
まぁたいていそんな部屋はバグズ(蟻とかシロアリみたいなやつら汗)との共存だけど
ベッドにはなぜかやって来ないのでマイペンライ(だいじょーぶ)、だ。

さて、今日はコネタを少し・・

※※※※※

〔ツバメの巣〕
タイ南部のハジャイという大きな街で「ツバメの巣」を食べみた。
「いつか食べてみたい」と思っていた食べ物が、どうやらこの街の名物らしく
威勢よく呼び込みをしていたレストランに入っていった。

出てきたのは黄金色のスープと小さなご飯。
巣っていうからゴワゴワした食感かと思いきや、
十分にスープに溶け込んでいて柔らかく、
ちょっとだけ歯ごたえのある春雨?のようだった。
スープもほんのり甘みがあっておいしい。
500バーツだったから、1500円くらい。

〔ムエタイ・バレー!?〕
テレビを見ていたら見たこともないスポーツの大会がやっていた。
名前がわからないんだけど(表示も全部タイ語だから)、
バレーボールのようなコートに3対3になって、
面白いことにバレーの手の代わりに足を使うのである。
必然的にアタックがオーバーヘッドシュートになって、
まるでネットをはさんで格闘技をしているようにも見える。
”もしムエタイ選手がバレーをしたら”、なんてお題目のゲーム・・
といえばなんとなく分かる・・だろうか?汗
出場国はマレーシア・タイ・シンガポールなどなど・・東南アジアのスポーツなのかな?

(追記:調べたら「セパタクロー」とい競技のようです。you tubeなどごらんあれ~)

〔サンジの口元〕
もうひとつテレビから。
偶然アニメの「ワンピース」がやっていたので少し観ていた。
声もなかなか日本のに近くて、こりゃすごいな、と思ったのもつかの間。
メインキャラ・サンジの口元に常に小さなモザイクがかかっていて笑ってしまった。
隠したいのはもちろんタバコだろうけど・・何もそこまで、という気がしないでもない。
サンジが画面に出てくるたび口元のモザイクが気になって気になって・・笑

〔すれ違うときの挨拶〕
そういえば自転車で旅をしていると、国によってすれ違うときの挨拶が違っていて面白い。

日本人は遠くからこちらを確認したきり基本的に無視、
フィジーやツバルなど南太平洋系はアゴをくいっとあげて口元スマイル、
NZやOZ(オーストラリア)は気さくな笑顔で「Hi!」、
タスマニアの男たちはアゴを思いっきり右か左にふって「ニィちゃんやるね!」という感じのスマイル。

そして今回の舞台、マレー半島では・・
マレーシアは・・とにかく”ガン見”だった笑
特にスマイルするでもなく、すれ違い切るまで首だけこっちに寄こしてくる。
チャリダーが珍しいんだろうけれど・・
毎回「事故んないでくれよ!」とこっちがドギマギするくらいのガン見だった。

タイは”微笑みスマイル”をくれる人が多くてうれしい。
クラクションを鳴らして応援をしてくれる車も、バンコクに近づくにつれて増えてきた。
なんだかなじみ易い国である。

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(回想録) タイ―食あたりダウン②

①からの続き~・・

夕方に自転車を降りてから、少し腹の調子が悪かったけど
翌日になって腹痛は極まった。

早朝からベッドの上に横たわり、動くこともできない。

ピンポイントで「腸だけ」が痛いというのも、
いつもと様子が違って怖くなる。
薬も持ってきたのは胃薬だけで、持っていないも同然だ。

この日は一日中寝たり悶えたりを繰り返した。
夕方になってようやくベッドから這い出せるようになると、
近くのコンビニでウエハースとお茶を買って食べた。
体調が少し戻ってきてようやく、
「ああよかった・・」
と心の底から安堵した。
「よかった、ただの食あたりだったらしい」
とようやく思えたからだ。

海外の、名前も知らない安ホテルの一室に一人きり。
突然の体調不良に襲われ、その原因すらわからずベッドで一日中悶える・・
これは、正直かなり怖い。
衰弱すると心も弱くなる。
このまま死ぬのではという気に何度もなってしまったが・・、
今回は大丈夫のようだった。

翌朝、まだ腹痛は抱えていたものの、
少しでも状況を変えようと、すこし無理してホテルを発った。
自転車に乗りながらも腹痛に襲われたけど・・
ベッドでもう一日悶えてるより、治りは早かったんじゃないだろうか。

*****

いろいろ試し食いをしていれば、こんなコトもある。
言葉が通じない国で旅人が浴びる”洗礼”のようなものだろう。
大変な思いはしたが、
またひとつ胃腸が強くなったと、完治後はポジティブに考えている。

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(回想録) タイ―食当たりダウン①

※マレー半島縦断時の回想録です

26-27/July 2011

タイ南部にて――
いつものように早朝に宿を出て、いつものように道端の屋台を探した。
街中はちょうど通勤や通学の時間帯なのだろう、
売り場の制服を来た女性や制服姿の学生が足早に歩き、
あるいはバスを待って歩道にたむろしている。
街全体がざわつき、古い建物と人と乗り物であふれるタイの田舎町の朝――
この雰囲気は相変わらずだ。

10分ほど街中を自転車で走ると、イスとテーブルがほどよく並ぶ屋台がみつかった。
調理台にはどんぶりが山と積んであり、おばちゃんが忙しそうに調理をしている。
きっとラーメンのようなスープを出す店なんだろう。
調理台の湯気がおいしそうな匂いを運んでくる。
さっそく自転車を歩道に停め、地元の人たちに交じって席についた。

山となったどんぶりを指さして、「こいつを一杯ちょうだい」と合図をする。
言葉がまったく通じないマレーシア・タイ南部で、幾度となく繰り返してきたジェスチャーだ。
お店のおばちゃんも笑顔で「1杯ネ、じゃ席に座ってて」というような返事をくれた。

ところが、運ばれてきた食事を見てギョっとなってしまった。
予想したラーメンでなかったのだ。
それはどうやら「臓物をいっぱい煮込んだスープ」と呼べる代物で、
得体のしれない数種類の臓器(?)の切れ端が透明なスープに沈んでいる。
いかにも見た目は危なっかしい。
しかし人のよさそうなおばちゃんに向かって「やっぱり要らない」とも言いにくく、意を決して食べてみた。
臓物スープは見た目とは裏腹に意外とさっぱりして、
むしろかなりおいしい部類に入るスープだった。
しかもボリューム満点。
「これで30バーツ(90円)なら今日の朝食は大当たりだったな」
朝からいいことがあったぞと、その日は軽快に自転車を走らせた。

そう・・、もうお分かりの通り
この屋台の臓物スープは本当に”大当たり”だったのだ。

②へ続く・・(続けるほどの話でもないんですけど苦笑)

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面白いぞ、タイ南部!

タイのマーケットの活気はすごい。
道の両端に所狭しとパラソルが立ち、
女たちが色とりどりの野菜、
みたこともない果物、
山となった香辛料を並べて座っている。
魚は生きがよすぎてザルから落ちて
道端のあちこちではしゃぎまわり、
食用ガエルは網の袋の中にぎゅうぎゅう詰めにされてもがいでいる。
その周りを歩く人、バイク、そしてまた人・・・。

混沌とした青空市場に立ちすくんで、叫びたい気持ちだった。
「…..これがタイか!」

※※※※

タイに無事入国。
シンガポール100キロ、
マレーシアを西海岸沿いに1100キロ。
ついでにタイに入国してすぐ、旅の通算5000キロ達成。

マレー縦断の最初のころは
「100キロも毎日走れるだろうか」
なんて不安があったけれど、2週間たった今では
「なんだ今日の予定は100キロ程度か」
となって気合があまり入らないくらいになった。
この感覚の変化は面白い。
今の体力気力なら連日でも一日200キロまでならなんとか大丈夫だ。

※※※※

今日は地方都市のネットカフェにいるけれど
客は自分一人、時間は21時。
こりゃどうやら閉店の時間だ。
店番のおっちゃんのプレッシャーがすごい笑
いろいろ書きたいことがあるけれど、次回に持ち越します。泣

最後に・・
日本での社会人時代、会社の先輩から
「タイは美人の国だよ、一度はいっておいで」
なんて言われていたけれど。
先輩・・、それ本当ですね(苦笑
よそ見して事故らないように、気をつけます。

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