(回想録) タイ―食あたりダウン②

①からの続き~・・

夕方に自転車を降りてから、少し腹の調子が悪かったけど
翌日になって腹痛は極まった。

早朝からベッドの上に横たわり、動くこともできない。

ピンポイントで「腸だけ」が痛いというのも、
いつもと様子が違って怖くなる。
薬も持ってきたのは胃薬だけで、持っていないも同然だ。

この日は一日中寝たり悶えたりを繰り返した。
夕方になってようやくベッドから這い出せるようになると、
近くのコンビニでウエハースとお茶を買って食べた。
体調が少し戻ってきてようやく、
「ああよかった・・」
と心の底から安堵した。
「よかった、ただの食あたりだったらしい」
とようやく思えたからだ。

海外の、名前も知らない安ホテルの一室に一人きり。
突然の体調不良に襲われ、その原因すらわからずベッドで一日中悶える・・
これは、正直かなり怖い。
衰弱すると心も弱くなる。
このまま死ぬのではという気に何度もなってしまったが・・、
今回は大丈夫のようだった。

翌朝、まだ腹痛は抱えていたものの、
少しでも状況を変えようと、すこし無理してホテルを発った。
自転車に乗りながらも腹痛に襲われたけど・・
ベッドでもう一日悶えてるより、治りは早かったんじゃないだろうか。

*****

いろいろ試し食いをしていれば、こんなコトもある。
言葉が通じない国で旅人が浴びる”洗礼”のようなものだろう。
大変な思いはしたが、
またひとつ胃腸が強くなったと、完治後はポジティブに考えている。

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