アップル終わってしまいました・・

ヘビー・レインで仕事が休みになった今日。
「よし、最大限にだらだらするぞ」と決め込んでいた朝の9時。

コーヒーの湯気がラウンジに立ち上る、そんなゆるゆるの雰囲気のバッパーに
突然農場主のティムが真面目な顔をしてやってきてちるじろうを呼び出し
何だなんだと思ったのもつかの間。
唐突にアップル・シーズンの終了を告げられてしまいました・・汗

も・・もうちょっと早く言ってよなぁ~。

確かに農場のアップルは一通り摘みおわり、
素人目にも”残り物”ばかりが残った状況だったけれど。
ほんとにあと数週間仕事があるのかな、と思っていたところだったけれど。
まさか、今日突然終わるとは…!!

詳しく聞いてみると、予想通りアップルはだいたい採り終えていて、
残る仕事といえば熟し切れてないアップルを2週間後くらいにピッキングするくらい、
だそう。

ほんと、何事も計画通りには進まないものだなぁと
不思議と不満などまるでなく、なんだか可笑しな気分です。
でもまぁ、これが旅の面白さ、と言ってもいいのかもしれない。

*****

アップルの収入はそこそこあったけど
この先マレー半島縦断を控えているため、まだまだ資金が足りない。
今週末よりタスマニア北部の街に移動して、別のファーム仕事を探すつもりでいます。
そこで仕事がなかったら、おとなしくメルボルンに移動、かな。

というわけで、しばらくはタスマニア北部(今は南部にいます)を目指して、
久々のチャリ旅500km。自転車にまたがる日々が、また始まります。

※「キャンプ道具」ページ更新
※「キャンプ道具」ページ内に「テント」項目追加

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海の匂い

日本から本が届いた。
小包を開けると久しぶりの日本語の文庫本。
ついつい必要以上に感動してしまい、何か宝石でも手に入れたような気持ちになる。

こいつは最高の環境で読みたいぞ、と考えて、
仕事の帰りに村はずれの入り江に立ち寄って
小さな桟橋に座りこみ、活字を追う時間を持つようにしている。

ちょうど本を開くころ夕焼けが始まり、
ちょうど本を閉じるころ、オレンジの残照が入り江いっぱいに広がる。
入り江に波はほとんどなく、みなもは鏡のように残照を照りかえし、
カモメがきまぐれに着水してその鏡を壊していく。
時折ページから目を離して顔をあげると、
周囲の景色もページをめくるように刻一刻と変化をみせてくれる。

この時間は、何事にも代えがたい。

Sunset in Dover, Tasmania

Doverの海はこれまで見てきたどの海とも違う。
まったくの透明で、まるで清流の水をそのまま注ぎこんだようだ。
いや・・・実際そうなのだろうか。

桟橋のしたに広がる海草の森。
限りなく透明な潮の匂い。
数隻の小さな漁船を除けば、
目の前に広がる入り江には、
何千年、何万年前ときっとまったく同じ自然がひろがっている。

****

こんなにきれいな海なので
水はそのまま「塩」として
コメを炊くときの隠し味に。
干潮の岩場の生ガキは
その場で食べても大丈夫。(笑)
つくづくタスマニアというのは面白い。

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りんごの収穫、えいごの習得

夏時間が終わって時計の針が1時間だけ戻った。
日本との時差は2時間→1時間に。

ブログに何を書こう、というのが悩みごとになるくらい
毎日7時に起き、アップルを9時間摘み、バッパーに戻ってラウンジでぐだぐだして眠る、
そんな規則正しい日々を過ごしている。

・・退屈?いやいや、これがたまらなく面白い毎日だから不思議だ。

今滞在しているのは、Doverの「southgate backpacers」。
大きめの平屋の民家、といったいでたちで
朝はドミトリーの寝室に朝日が差し込み、キッチンの窓からは牧草地でリラックスする牛や羊を眺めることができる最高のロケーション。

滞在しているのは15人くらい。
ドイツ、フランスからはもちろん(この2か国は必ずどのバッパーにもいる(笑)、
韓国、オランダ、イギリス、アメリカ、アイルランド、そして日本から流れ着いた旅人たちだ。

面白いことに全員がアップル・ピッカー、つまりファームで仕事をしている長期滞在者。
仕事帰りに顔を合わせると「how many bins did you meke today?(今日の収穫は何箱?)」と”挨拶”を交わすのが恒例となっている。

小さなバッパーだから食卓も小さく、みな時間のサイクルが同じだから夕食時はにぎわう。韓国人同士は韓国語で、フランス人同士はフランス語でしゃべっているものの、

もちろん公用語となる言語、それは「英語」だ。

*****

この生活を始めてから「英語」というものが強烈にクローズアップされている。
ともかく英語が使えないと、仕事もままならないし、
バッパーでも肩身のせまい思いをするからだ。
(まぁ、多少できなくても堂々とするのが肝心だとは常々思っているが笑)

最近は特に、しゃべれないのが悔しくてしょうがない。
旅人の間で、アジア人は全体的・傾向的に「英語がしゃべれない」ということになっている。タスマニアのある加工工場などはしゃべれない確率の高い「日本人」そのものの雇用を避けているらしい、といううわさも聞いたこともある。(・・こんな悔しい話があるだろうか!)

悔しいことに、自分もその”噂”にたがわず、英語力はまだまだ頼りない。
少なくとも、どの仕事に就いても問題ないくらいの英語能力は早々に手に入れなければ。
そんな悔しさと焦りの中にいる。

今の”アップル生活”は、単調な日常ながら、その実すばらしい英語環境だろう。
少なくとも、やりようによっては「朝から晩まで英語漬け」という夢のような状況にもっていくことができうるのだ。

事実、今の生活は英語漬け、だ。
アップル摘みの9時間は、ひたすらpodcastの英会話レッスン(と洋楽)、
夜は英語の本を読んで、フレーズや単語を覚える。テレビや新聞も積極的に見る。
→そしてそれらを会話に反映させて反復練習する。
この生活があと一か月続く。

アップルピッキングで、お金をもらいながら、他国の旅人と会話を楽しみながら
英語を身に着けていく。・・こう書いてみると、なんていい生活をしてるんだろう。
ここまで好条件だと、もう言い逃れはできないな。がんばろう。

あっぷるファーム、三種の神器(バッグ、ラダー、bin)

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旅の予定が、大きく変わる予感・・

今日のホバート地域の天気予報は「few shower」だった。
農場にてアップルをせっせともぎ取っていると
天気予報はザンネンなほどピタリとあたり、
短時間の間に降ったりやんだりと、見事に”シャワー”そのものの天気となった。

そんな雨の中、バチバチとジャケットにあたる雨音を聞きながらも仕事を続けた。
みんなほかのワーカーは雨を嫌って早々に宿に帰ってしまったけど、
それは少しもったいないよなぁと思ってしまう。
雨をもらうと、どういうわけか気持ちが落ち着くのだ。

雨は落ち着くなぁ、と・・そんなことを再認識した一日でした(何のこっちゃ?)
今日の収穫、2.5bin(bin=box)なり。(5千円くらいかな?汗)

*****

さて、
「仕事が終わったら、次はいよいよエアーズ・ロックとアリス・スプリングスだ!」
と旅のハイライトに向けて気分を高めているトコだったけれど
・・・その前に、別に行くところができてしまったようです。

新たな目的地はエアーズロックでもなく、パースでもなく
・・アジア、になりそうです(笑)

7月か8月に1か月くらいかけて、
マレー半島を縦断しようかな、なんて・・。
もちろん自転車で、です。

best friendの人生の大事な節目があるというので、
ちるじろうは行かなくてはなりません。そしてどうせ行くなら自転車で、と。

実は、お財布的にいうと、実は実は実は、
日本に帰る飛行機代も買えないくらいもうすでに尽きてるんだけども、(ははは!)
アップル摘めるだけ摘んで、
なんとか新たな旅をやってみようかなと思います。

一応、さくっと調べた「マレー半島縦断」の概要
通過国:シンガポール・マレーシア・タイ
距離:2000キロ
日数:20-30日
予算:10万円くらい(hopefully..)

“Life is what happens while you are making other plans.”
これは誰のコトバだったか。
さて、どうなることやら・・!

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成田を発って4か月

ふと思い立ち夜の10時にバッパーを出て、
カエルの鳴き声をBGMに、ユーカリの森に沿って少し歩いた。
スリッパで出たのを少し後悔する寒さ。
冷ますまいと大事に抱えた熱い紅茶の入ったコップを、時折立ち止まっては口に運んだ。

タスマニア南部の田舎町、Doverの夜の静寂さは
否応なしにそこにいる者の思考を内側に向けてしまう。
それがいいのか悪いのかわからないけれど・・。
個人的に、ここオーストラリアに来てほぼ4か月。
そろそろ一区切りがほしいときに、この”思考の村”にたどり着いたのは一つの縁のような気もしている。

******

仕事をするべく、自転車にまたがる日々から離れて1か月以上がたった。
不思議なもので、自転車移動の日々の中ではあれほど
「自転車ばかり乗ってていいのか」
と思い悩んでいたくせに、定住生活を始めた途端に
「自転車に日々またがる生活に早く戻りたい」
なんて考えたりする。

ほんとうに、色んな意味で、無いものねだりの人生をやってんなぁ、
と思わずにはいられない。

ただ、そんなないものねだりも、
言い換えれば、「これでいいのだろうか」という自問自答を
繰り返すことに他ならない。決して悪いわけじゃない。

少し話が変わるけれど、
自分の選ぶあらゆる選択肢が、小さくも積み重なって自分の人生をつくってゆく――
「旅」というもんをしていると、この想いは格段に強く、よりリアルに感じる。
たとえば毎朝、食事をすませてテントを撤収して、自転車にまたがる時刻。
てきぱきと片づけて「よしがんばろう!」と8時代に出るか
ぐだっと撤収して「しょうがない、行くかぁ」と10時代に出るか・・
この2時間の差が、その先に出会うであろう人を変え、手に入れる情報を変え、
その先の自分の行動を少しずつずらしていく。
旅の色を少しずつ塗りかえていく。
「旅」というのは、自由なようで、おそろしく厳しい面を持っているのである。

この自転車旅の行方がどう転ぶのか 
それは、ひとえに
自分をどれだけ律することができるか
ということに尽きる、と心底思っている。

これができなければ、「8時か10時の選択」でいうのなら
10時の先にある人生を選び取ってしまうということだ。
10時の先も面白いかもしれない。
でも、10時の先の人生で何かにつまづいたとき、
「やっぱりあの時もうちょっと頑張っていればよかった・・」
なんて後悔するのは死ぬよりも怖い。
8時を選び続けることができるか。
旅のなかで、どれだけ自分を律することができるか。
これがこの旅のすべて、と言っても過言じゃない。

この4か月間は、すべてにおいて自問自答する日々だった。
英語にしても、写真にしても、自転車旅の先の予定についても――――
「このままでいいのか」、「この方法で最善だろうか」
残念ながら、上記の3点とも確かな答えはなく、自問自答が続いている。
自分を律したその先に、いずれ答えらしきものが出てくるのだろうか?

*****

4か月が経って――
正直、旅中に自分がやりたいと思っていたこと(特に英語の習得と写真の向上)は、
見事に全部”ちゅうぶらりん”のままだ。
今は我慢のとき、なのかもしれない。少しずつ歩んでいこう。
半年後、1年後はいったいどうなっているだろう。

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