ちょっとしたカルチャーショック

[小話① ワラビ―]
シェアハウスから仕事場のヴィンヤードまで、毎朝車で30分かけて通っている。
6:40にぎゅうぎゅう詰めの車に乗り込み、日の出の中を走りだす。
そんな早朝のちょっとした楽しみは、ワラビ―を探すことだ。
助手席から眺めていると、車に驚いたワラビーがそこかしこから道路の先に飛び出してくる。
路上をトン、トン、と駆けていく動物を眺める――これはオーストラリアならではの楽しみだ。

[小話② 現地の若者にとってのワラビ―]
オーストラリア出身の若者も数人ファームにいるのだけど、
彼らにとってはワラビ―もカンガルーも関係ないらしい。
ワラビ―の話をしているときも、カンガルーの話をするときも、
単語はすべて「カンガルー」で統一されていてそれを聞くたび可笑しくなる。

以前、オーストラリア出身の若者の運転する車に乗ったことがある。
彼は路上に現れたワラビ―を見るなり深く感動し、こういったものだ。
「よし、轢けるぞ!!」 
(結局ワラビ―が一足先に逃げたけど。)

外国人にとってはカンガルーもワラビ―も何度見たって飽きない存在だけど、
現地で生まれ育った人間にとっては”ありふれた動物”なのだろう。
こういう感覚の違いを知るのは面白い。

[小話③ 写真好きの台湾人]
今現在のシャエハウスの国別人口は大きく偏っている。
つまり全体を10とすると、台湾8、香港1.5、日本0.5(=自分)、
自分以外はすべてチャイニーズ・スピーカーだ(こういう状況も珍しい)。
皆、英語をある程度しゃべるしフレンドリーなので問題ないのだけど
休日など一緒に行動していると、ただ一つだけ
「ここが変だよ台湾人!!!」と言いたくなることがある。

それは、台湾人は例外なく写真大好き、ということだ。
その度合いは日本人の比じゃない(いやほんとに・・)。

特に25歳前後の若い女の子ともなればその行動には目を見張ってしまう。
街をあるけば一歩歩くごとにシャッターを切り、
むしろ歩けばいいほうで立ち止まっては自分にデジカメを向けてシャッターを切り、
さらに周りの台湾人を呼び寄せては一緒にシャッターを切るのだ。
彼らと街を歩くと10分でいける道も30分はかかる。

この異様なほどのカメラ熱はいったいどこから来ているんだろう?
いつか台湾人の誰かに聞いてみたい気もする。

*****

以上、ちょっとした小話集でした・・:>

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2 Responses to ちょっとしたカルチャーショック

  1. miki のコメント:

    はじめまして。
    タスマニアでファーム情報を探していたところ、こちらのブログを見つけました。去年は自転車でまわってらしたんですね!・・尊敬です。

    今ホバートに滞在しているんですが、中々情報が得られず資金も減る一方で困ってます。ヴィンヤードのお仕事に空き席があれば教えていただきたいなぁと思って書きこみました。もし何か情報があればぜひ!小さなことでも助かります・・・

    突然の書き込み失礼しました。良い旅を!

  2. chirujirou のコメント:

    mikiさん
    コメントありがとうございます:>

    残念ながらvineyardは12月いっぱいでひとまず繁忙期が終わって、1月からグレープピッキングが始まりますがこれは儲からないとの話なので、別の仕事を探されたほうがいいと思います。

    僕の友人もcentralcityBPに今泊まっていて仕事をさがしているといっていました。
    transitBPは仕事斡旋してくれると思いますがもう試しました?一度レセプション訪ねて聞いてみるといいと思います。
    あと、どうしても仕事情報なさそうなら、エージェントにちょっと払って仕事取るのが総合的にみて安上がりかもしれません。韓国人か台湾人がそういう情報よく持ってるので聞いてはどうでしょう?

    かくいう僕も今ネットでtasのファームジョブ探してるところですが苦笑。
    そうそう簡単にいきそうにないですね~~:: お互いがんばりましょう!

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