①の続き・・・
町外れに向かうと、情報どおり「Hostel」の看板が見えてきた。
平屋の建物で、道路に面して5つのドアが並んでいる。
よかった・・、多少市街地から遠いけど悪くはない。
受付を探そうと敷地の奥に入っていった。
奥へ進むと、扉が大きく開け放たれている。
みると老人たちが白いベッドに横になっているのが見えた。
どうやら、宿と同じ建物の奥半分は老人ホームのようだ。
世話をしている若い女性に「宿はあるだろうか」と声をかけてみた。
でも誰も英語ができないようで、会話が成り立たない。
周りのスタッフも集まってきて輪ができてしまった。
「ここのホテルに泊まりたい」という意思は伝わったようなのに、
スタッフの様子がいつまでもおかしくイマイチ要領をえない。
「部屋はあるんだけど・・ねぇ・・?!」という雰囲気だ。
部屋をチラッと見て、なぜか「ボーイ・・ガール!」と言っている。
そのうち一人のスタッフがしびれをきらして、
一部屋を思いっきりノックしてそのまま老人ホームへ戻ってしまった。
※※※※
窓がガラっと開いた。
部屋の主を見た瞬間にすべてを理解した。
ねっとりとした雰囲気の30代くらいの女性が、
ギョロっと目だけ動かしてこちらをじっと眺めているのだ。
「じゃぁ・・!!ここも売春宿!?」
先の2件がその手の宿だったとしても、これはまったく予想できなかった。
老人ホーム併設の売春宿なんて聞いたことがない。
ほかの4部屋もそれぞれ”主”がいると判断して、
さすがに宿探しはあきらめて町入り口の中級ホテルに入っていった。
※※※※※
夕食時に屋台の人と話をすると、
この町(Teluk Intan)はフィッシュファクトリーがあって
出稼ぎの男たちが集まる町だという。
なるほど、と一応納得した。
マレーシアを自転車で北上した約10日間のうち、
こういう経験をしたのはこの町だけなので誤解しないでほしい。
でも、一階部分が床屋やマッサージ屋で
2階部分が宿になっている中華系ホテルは、
覗いてみるとたぶん面白い体験が待っている・・だろう。笑
これもひとつの異文化体験・・かな?
パキスタン→中国付近では、ピンクな宿のシャワーにお世話になったことがあったような???なつかしぃぃぃぃ苦笑
ははは。そんなことが!
安宿はどこも似たり寄ったりだね笑
そうそう、タイであった時聞こうと思ってたんだけど、
yokoさんは周遊のとき、宿の選び方はどうしてたんかなー?
またバンコクで教えてね。
こっちは8月頭に予定通りバンコク入れそうです^^
ではでは。