メルボルンに到着!そしてタスマニア外周1000キロへ

オーストラリア北部の方で洪水被害が起きている。
被害が拡大しないことを祈るばかりだ。

メルボルンにつく前の数日間は雨、当日はまさに豪雨だった。
ヘビーレインの手洗い歓迎を受けつつも、
なんとかなんとか、1600キロのライドの末、メルボルンまで着くことができた。まずは無事にここまでこれたことを喜びたい。

道中の苦労は正直、並みじゃなかった(少なくとも今の自分にとって)。
スノーウィ―マウンテン国立公園を南下する山中のダートウェイ2泊3日、
あの厳しさは忘れまい。
途中で現れた清流で腹いっぱい飲んだ冷たい水、
途中車ですれ違ったオーストラリア人がくれた一本のコーラ、
あんなにうまい飲み物を飲んだのは、いったいいつ以来だったろう。

山々を超えて、初めて海岸線と街並みが見えたとき、不覚にも涙が出てしまった。

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ふとしたきっかけでオーストラリア人男性と日本人女性のご夫妻の家庭に一晩お邪魔した。ハイウェイを漕いでいたら、車ですれ違ったご夫妻が路肩に車を止めて話しかけてくれたのだ。一度素通りしたのをわざわざ反対車線を使って戻った末で声をかけてくれたといっていた。サイクリストとして、こういう親切が一番うれしい。

ちるじろうの旅に興味を持ってくれて、そしてメルボルン地域のサイクリングやトレッキングについて惜しみなく情報を分けてくれた。(それから日本語の本も!!!)
この人たちとの出会いは、一つの”旅の軸”を作ってくれたと思う。
それは、「この国のことを、この国の人のことばで知りたい」ということだ。
個人的にその国の表面だけを通るサイクリストにはなりたくない。
この新たな軸は、その意思を実行する上で大きなヒントになるに違いない。

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明日からタスマニア島に入っていく。
なーんにも事前情報がないから、逆にわくわくする。
フェリーで入るのだけど、それがオーバーナイトであることも、到着の港がタスマニアの州都ではなくデボンポートという別の都市だということもチケットを買うときまで知らなかった。
トレッキングをたくさんするつもりだ。
アップルピッキングのバイトもするつもりだ。
できるだけタスマニア島にとどまりたい。
もっと知りたい、もっといろんなことを考えたい。
そう思い出すと、もはや自分でも止めようがない。

外周は1000キロ。けっこうあるぞ、世界遺産の山々もあるからきっと大変だ。
でも、それがわくわくするのだからおかしなもんだ。

あと、重要なことを最後にさらっと言いますが、
この国には最低2年いるつもりです。西海岸のパースには、一年後につけばいいかなーっと笑 思ってます。

ではでは。
騒がしいメルボルン市内のバックパッカーズホステルのラウンジより

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