自己流 “42キロ完走術”

日本食レストランでの仕事も早1.5か月。
相変わらず”日本の職場的閉塞感”は肌に感じるけれど、
仕事の流れを把握してランチタイムの行列にも落ち着いて対応できるようになると、ちょっとしたやりがいのような感覚も生まれてくる。

「留学資金さえ貯まれば仕事はなんだっていい」

そう深い考えなしに始めたバイトだけど、これはこれで学びは多く、楽しくやっていけそうな気もしている。

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さて、以前もちょっと書いたパース生活の目的の一つ、
「海外でフルマラソン」が現実のものになった。

「PERTH MARATHON -CITY TO SURF-」http://events.sportsnewsfirst.com.au/event/perthcitytosurf/registrationfaq/

[パースマラソン シティ・トゥ・サーフ]
パースの高層ビル群のど真ん中からスタート、
海岸沿いのコースからキングス・パークという大きな緑地公園を経て
夕日の美しいといわれるビーチでフィニッシュラインを超える。
(..なんて魅力的!!)

2009年の沖縄マラソンですでに完走はしているから(4時間24分)、
今回は「4時間以内でゴール」と、目標を高めに設定して練習している。
(一年半も自転車乗ってたんだ、4時間くらい切れなくてどうする、という妙な自負もある)

以下に「自己流のマラソン術」を書いてみたいと思う、けれどその前に・・

アウトドアやスポーツをやっていて面白いなと思うことがある。
それは、どの運動においても、うまくなるうえで気を付けるべきことはとっても似通っているということだ。

すなわち、腰を入れる、わきを締める、重心や軸を意識する、etc..

自転車においてもそうだった。
坂道を上るときは身体の軸をブラさないように気を付けていたし
だだっ広い平原を走るときは腕の力を抜いて、骨盤に重心を乗っけるように意識して体力の温存に努めたものだ。

こういう「どの運動をする上でも意識する注意事項」を知ると、とたんにアウトドアは楽に・そして楽しくなる、と思う。

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さて・・以下、自己流42kmマラソン・テクニック。

フルマラソンにおいて一番重要なのは、「フォーム」だ

無駄な力をつかわない、と言い換えてもいい。
体力の無駄遣いは、10キロくらいでは問題なくても42キロ分も積み重ねると膨大なロスになる。

そこで、正しいフォームを獲得する上で大切なキーワードがある。
それは“2本の軸”

すなわち、かかとから脳天に抜ける軸と(タテの軸)、
おへそから前方に伸びていく軸(ヨコの軸)のことで、

タテ軸への意識は、左右のブレをなくしてくれる。
操人形のように頭の上から見えないタテ軸を引っ張られているように意識するといい。そうすると骨盤の上にうまく重心がのり、左右ブレがなくなる。
また、タテ軸を地軸のように前方に5~10度ほど傾ける。
そうすると次の一歩が出しやすいのだ。

ヨコ軸は「身体が行うすべての運動」を、「前方へ進む力」に集約してくれる。へそから前方に伸びている、というのがミソだ。疲れて前かがみになるのを防いで、常にシャキッと一定のフォームを保てる。

この”2本の軸”をサポートするのが
「足の出し方」と「腕の振り方」。
足はあまり高くあげずに前に出す。また、腕は多少大げさに振ってかまわない。振るというより、引く、というイメージを持つといいと思う。

以上の事項の意味するところを集約すれば、
「すべての体力を前に進む力に変える」ということになるだろう。
もっと細かい点はあるけれど、以上のことを意識するだけでも、
初マラソンの人は10キロ挑戦へ、
10キロやった人はハーフへステップアップ、
ハーフを何度かこなした人はいよいよフルマラソンへ・・
それぞれのマラソンをレベルアップできると思う。

・・・どなたかのマラソンライフにこの記事が寄与できれば幸いです
それではまた!

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3 Responses to 自己流 “42キロ完走術”

  1. 慶彦 のコメント:

    そうそう!そのイメージ!
    でも、体がイメージどおりに動いてくれないんです。齢のせいにはしたくないけど。

    • ちるじろう のコメント:

      >慶彦さん
      そうなんですよね、フルマラソンは最高のフォームを常にイメージして走らないと後半かなりつらいですもんね。
      毎週少しでも体を動かしておけば、意外と体は動いてくれると思いますよ!
      僕も来月神奈川でのハーフを走るので、久々に走り込みをしようと思います!

  2. 慶彦 のコメント:

    いいですねぇ!ちゃんと食べてエネルギーを蓄えておいてくださいね!
    住にはお金をかけなくても済みそうな御様子ですので、食はその分どうか贅沢に!
    私は、速く走れるのが楽しくなって身の程をわきまえない走り方をして体を痛める、初心者の陥りやすい悪魔のループにはまりまして、今は、ゆったり、まったりと、8月のPerthだけを目指しています。大会のサイトでは間もなく登録開始と言いながら、未だに始まっていません。いかにもあの国らしくていいです。

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