カンガルー島サイクリング完了、そしてパースへ

「オーストラリアをちるじろうと走ってみたい」とはるばる日本からアデレードにやってきたクレイ○ィな友人Kと、
「サイクリング&キャンプの旅を経験してみたい」と、タスマニアの農場が同じだった台湾人のS。

いつもの一人旅はつかの間の休憩、
うっかり3人でのサイクリング旅行となって、
ここ10日間ほどカンガルー島を走り回ってきた。

****

カンガルー島(以下K島)は南オーストラリア州の南に浮かぶ外周250キロの島で、
コアラやカンガルーをはじめ、ハリモグラやアザラシもみれて、
ビーチあり森林あり広大な牧草地帯ありの、
なんとも”オーストラリアのいいとこを凝縮した島”と呼べそうな場所だ。

サイクリングの場としてもK島は最高だった。
おおむねフラットな道で、
キャンプサイトやバッパーが島内に適度に散在するから計画もしやすい。
一日平均60キロ×6日で無理なく走り抜けることができた。

さて、こういうサイクリング情報はまた別にまとめるとして、
日本からやってきた友人Kとの会話で面白い話があったので紹介したい。
「水」に関する、ちょっとした意識の差の話だ。

*****

1日目はビーチ沿いの有料のキャンプ場に泊まる予定だったから、
水道水(飲み水)があるかどうかをK島に入ってすぐに観光案内所で確認をした。
「もちろんあるわ」、
と女性スタッフは自信ありげに返事をくれたのだけど、そのあとに
「rain water(雨水)をためたタンクがあるから、それ飲んでいいわよ」
とさらっと付け加えたのが発端だった。

日本から直接やってきた上、海外の水道水は避けてボトル売りの水を飲むつもりで来ていた友人Kはそれを聞いてかなり驚いた様子だった。
そこで気が付いたのだ。もしかして、オーストラリアで一般的に言う「雨水」と、日本で言う「雨水」 ―――これはもしかしてまったく別物なんじゃないか、と。

日本的な感覚では「雨水」は、何が入ってるかわかったもんじゃない飲めない水であり、地域によっては極端に表現すれば”汚水”ですらある。
対してオーストラリアでは、水道水なんかよりも妙な処理がされていない分雨水=「100パーセントピュアな天然水」。天から降ってくる水が一番きれい、という認識はおそらく大都市を除いてAUS共通で、特にタスマニアの山間部で顕著だった。

そもそも「雨水が飲める!」、そんなことで驚くこと自体悲しいことかもしれない。
個人的には、その地域の雨水を体に取り込む、
というのはそこの自然に属するうえでの大事な動作だ。
できるなら、今後はそれができる国や地域で生きてきたい――そんな意見もかたちにできて、とても有意義な気づきだった。

(友人K!!カンガルー島サイクリング一周ありがとう!)

*****

さて、3月26日より2か月かけパースへ向かう旅が始まった。
ビザは残り8か月。
いけるか、シドニー!!?

カテゴリー: 4.アデレード編 パーマリンク

2 Responses to カンガルー島サイクリング完了、そしてパースへ

  1. はむおじさん のコメント:

    オーストラリアを走りたいじゃない。
    オーストラリアをちるじろうと走りたい友人Kですよー。

    • chirujirou のコメント:

      そのように変更しました笑
      ここ数日は静かすぎるテント・ナイトだよ。
      早くも3人旅が懐かしいね~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。