タスマニア南部の町Huonville(ホ-ンヴィル)での仕事を終えて、
さらに南の村Dover(ド-ヴァ-)に移動した。
ここはメインストリートと呼べる繁華街もない、
ガソリンスタンドとカフェが数件あるだけの小さな小さな港町だ。
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移動した最初の夜、家族に連絡をとるために公衆電話まで出歩いた。
数件の店も民家も暗く静まり返り、
南極により近づいたからだろうか、
はりつめる様な寒さがフリースの上からしみ込んでくる夜だった。
歩きながらふと見上げると素晴らしい星空が広がっていた。
“世界で一番きれい”といわれるタスマニアの空気は寒さで凍てつき、
まるで時間が止まったかのような空間にいるようだった。
星空を見上げながら、どうしようもなく暗い気持ちが募っていった。
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被災した東北の人々は、
街が暗闇に覆われいつもよりよく見える星空を
いったいどんな気持ちで見ているのだろうと思っていた。
ブラウン管や新聞の向こうには、
夜空を見上げることのできる人、見上げる気持ちすら持てない人、
そして二度と見上げることのない人たちがいる。
でもまるで別世界をみるように現実感がない。
テレビを前にして、彼らの気持ちを察することすら憚られるように思えてならなかった。
それでも、「できることはなんだろう」と考えてみる。
無事を願う?募金をする?
・・どれも少し、リアリティにかけている。
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電話を終えて宿までの帰り道、ふと、
いま自分にできることは一つだ、と気が付いた。
それは被災した子どもたちがいつか大人になって
海外で働きたい・旅行したいと思ったとき、
海外の人たちの間で「日本人はいいひとばかりで仕事もしっかりやる」と
そんな評判がたっているように、
自分は自分の旅を精一杯やる、ということ。
挨拶と、笑顔と礼儀を忘れずに、
今は目の前にあることを精一杯やってきたいと思う。
自分のとった行動が、いつか何かにつながってゆくと信じたい。
Mr.Children【彩り】の歌詞を読んでいる時と同じ気持ちになったよ。
つぎあうときは笑顔で会えるよう、おれたちはおれたちのできることを精一杯やろう。
大切な命がすこしでも多く助かりますように。
そしてみんながとびきりの笑顔になれますように。
>はむおじさん
実は俺自身今の旅で「日本人なら仕事をきちっとやってくれるね」とか「日本人は性格がいいよね」とか、日本人だから~という理由で”よくされる”ことが多いんだ。これって、今までの日本人旅行者が残してくれた財産だよね。
この財産を食いつぶさないように、むしろ蓄えて次の世代に渡せるように、旅を精一杯続けて言いたいと思ってるよ。
海外で流れる日本に関するニュースが、少しずつでも希望あるものに変わっていきますように。
それは今までの先輩達が残してくれて大事な財産だよな。大事にふやしていこう!!
you tubeで【また再建しましょう】って検索してみて。
こんなすばらしい先輩がいるのが日本なんだって誇れると思うよ(^O^)/
日本人ファイトだあ(^ー^)ノ
これ、ヤフーニュースにもなってたよね。
文字で読んだことはあったけど映像見たのは初めてだ。
救出された直後のセリフ…だったんだなぁ。
http://prayforjapan.jp/tweet.html
これも、友人のブログで知ったんだけど力をもらえるよ。
震災後のツイート集。
こんにちわ。
私もワーキングホリデーでオーストラリアで生活しています。
憧れのタスマニア訪問とセカンドビザ取得のために今、情報を集めているところです。英語力が乏しいので日本語でタスマニアの情報が得られるちるじろうさんのサイトを発見できて大変うれしく思っています。
ちるじろうさんの情報のおかげで‘とりあえず行ってみたかったから行ってみるか’という気持ちになってます!!!
これからもブログ更新楽しみにしています
miki nakamuraさん
コメントありがとうございます!
このHPがタスマニア訪問の一つのきっかけとなれば、それほどうれしいことはありません。確かにオンラインでは日本語情報のほとんどないタスマニアですが、夏のシーズンともなればたくさんの日本人がいますよ。(そしてみな仕事を探してます笑)
おせっかいですが一点、
仕事を探すこつは、仕事を探すのではなく友達を作ることだと思っています笑
ナイジェルの番号を求める書き込みがこのHPには最近特に多いですが、バッパーで友達さえできれば絶対誰か知ってます。日本人は情報を持っている人が意外とすくないので、英語に苦手意識があるのであればアジア人と友人関係を築くといいことがきっとありますよ^^
ではでは、タスマニアライフ楽しんでくださいね