東京に暮らす２０１３

かれこれ半年間くらいずっと思いあぐねていることがあった。

昨年5月に自転車旅をいったん止めようと決めて、
英語を完全に習得すべく留学をやろうと決めて、
留学をするのなら留学→ワークビザから永住権まで目指そうと決めて、
それを ――自分にとってすべての出発点となった―― ＮＺとやろう決めて
・・・そこまではパースにいるうちに実は決めていたのだけれど、
どうしても留学するためにかなりの資金がいるなかで、

「その資金をどこで・どのように得ようか？」

この問いの答えだけがなかなか出ずにいたのだった。

というのも、留学前に得なければならないのは資金だけではない。
単純に資金だけを考えるのなら、山小屋や観光地ホテルなどの”住み込みのリゾバ”をがっつりやるのが手っ取り早い。しかし永住権を見据えると、「日本で何をしていたか」・・つまり職歴というのも大事になってくる。同時に、留学で最高の成果をあげるためには英語力の向上も必須だ。

永住権の取得は生易しいもんじゃない。
職歴(＝スキル)、英語力、資金、年齢のどれが欠けても永住権獲得は難しく、留学前の日本での行動ひとつとっても、どうしても慎重にならざるをえなかった。

＊＊＊＊＊
＊＊＊＊
＊＊

実をいうとこの記事は夜行バスの到着ターミナルのロビーで、眠い目をこすりながら書いていたりする。場所は東京・新宿。

やっとやっと出した答えは、「次の2年は東京で暮らそう」だった。

留学したい内容に沿った職業が関東に多いこと、外国人の多いシェアハウスに泊まることで英語を使う機会は得られ、なおかつ家賃がとても安く済むことetc・・いろいろと調べた結果、東京に暮らすのがベターだ、と思うに至った。

これがベストの選択かどうか、今はわからない。
でも、選択自体はそれほど重要じゃないのも一方で知ってるし、(でも選択にこだわるのは俺の悪いクセだ) 要は何を得たいのか、大事なのはそこなのだ。あとあと見ればきっとこの選択だってベストになる。
まずは思いきって飛び込むこと・・歩を進めることを意識したい。

一方で肩の力は抜きつつも、それでも常に、永住権までの戦略を描いていたいと思う。