【シュラフ】

「名古屋の登山用品店「駅前アルプス」オリジナルシュラフ」(ダウン800g、使用温度-15°~-30°)
price:¥25,000くらい

シュラフ
シュラフ2

アウトドア・ショップのシュラフ(寝袋)コーナー。
そこで予想外の品ぞろえを前に立ちすくみ、

「どのシュラフを買ったらいいのだろう・・?」

と頭を「?」でいっぱいにした経験を持つのは、ちるじろうだけではないはずだ(^^;。

確かにシュラフを選ぼうと思うと
「中綿はダウンか化繊か」「限界温度と快適温度のチェック」等々
ややこしいことが多すぎてサジを投げてしまいたくなる。

しかし調べてみると、使用目的さえハッキリしていれば
意外とシュラフ選びは簡単だと分かってきた。

そもそもシュラフの種類がとても多いのは、
山歩きから海辺のキャンプまで利用条件が千差万別だから。
その点「自転車旅」でのシュラフ利用は「平地でのキャンプ」と、用途はごく限られる。
シュラフの基礎知識を持って、いく国の気温とシュラフの快適温度範囲とを照らし合わせさえすれば、誰でも適切なシュラフにたどり着くことができるわけだ。

このページでは「自転車旅に使うシュラフ選び」を前提に、解説したいきたい。

*****

①温度表示
シュラフ選びで何よりも重要なのが、シュラフの「限界温度」と「快適温度」のチェックだ。

2種類あってややこしいが、結論を言うと「快適温度」だけ見ればいい。
というのも・・

・限界温度とは、その一夜を命の心配なくやり過ごすことができる温度
・快適温度とは、その名の通り暖かく安眠できる気温

・・なのである。ハッキリいって「限界温度」の表示は99%の人にとって何の意味もない。

購入の際は「使用予定温度―5℃」=「快適温度」を目安に買うといい
経験上、「快適温度0℃」表示のシュラフで実際0℃環境で寝ると、
たぶん朝の4時ごろ寒さで目覚めることになるだろう。
「快適温度」という言葉の持つ安心感に頼りすぎないようにしたい。

シュラフというのは外気温に応じてジッパーを開けて寝たり、
時にはジッパー全開でブランケット代わりにするなどすれば、
暑さについてはかなり応用が利く。
多少余裕を持った選択をするのが賢明だ。

②素材
①ほどではないにせよ、素材もチェックしておきたい。
中綿の素材は「ダウン」と「化繊」に分かれ、よく言われるのは

・ダウンは保温性に優れ・軽量・コンパクト。欠点は濡れると渇きにくいこと
・化繊は乾きやすく保管が楽、何より安価。欠点はダウンと比べて重く、かさばること

トレッキングや自転車旅においてはダウン素材のほうが収納の点で利が大きい。
毎晩の睡眠の”かなめ”を選ぶのだから、できれば保温性の高いダウンを選択したい。

*****

以上の2点さえ押さえたうえで、いく国の気温と照らし合わせてシュラフを選ぶといい。

たとえばオーストラリアの場合
タスマニア島の冬季山中泊や砂漠地帯のど真ん中で野宿をしない限り、
氷点下で寝ることはほとんどない。

とすれば、「使用予定温度」は0℃~。

購入する寝袋に「快適温度マイナス5℃」以下の数値があれば失敗しないだろう。

*****

ちるじろうは名古屋の登山用品店「駅前アルプス」オリジナルのシュラフを使っている。
ダウン800gで使用温度は「マイナス15度からマイナス30度(!!)」という優れものだ。
(※このタイプの表示の場合は、「限界使用温度がマイナス15~マイナス30度」と考えたらいいと思う。)
それでいて比較的安かったので、多少オーバースペックだけど、面白さもあり購入を決めた。

●使用後の感想としては、
「限界温度」がマイナス30度のシュラフだとしても、
タスマニア島の南極に一番近い南端の田舎町でテントを張り
0℃環境で薄着(寝間着)で寝ると少々寒さを感じる。
(ちるじろうは”超”寒がりですけど苦笑)

やはり長期の旅に出るときは、
少なくとも「快適温度」がマイナス5℃、
できればマイナス10℃のものを持っておくと安心できるだろう。

2 Responses to 【シュラフ】

  1. 駅前アルプス スタッフ のコメント:

     突然のメール失礼します。当店のシュラフご購入及び、ご使用ありがとうございます。旅のお供として、お役にたっている様で、大変うれしいです。ネットサーフィン中、このページを発見し、コメントさせて頂いた次第です。今後とも、無事で快適な旅を楽しんでください。またのご来店、お待ちしております。

    • chirujirou のコメント:

      >駅前アルプス様
      スタッフの方からコメントいただけるとは光栄です
      とても使い勝手のいいシュラフで愛用しています。
      この先数年はこのシュラフがフトン代わりです、これからも丁寧に使っていきたいと思います。帰国しましたらぜひまたお店まで遊びに行きますね。ありがとうございました。

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